目次
度数(どすう)について知ろう。
マナブ君
Yushi
前回は半音と全音について勉強しましたね。
ついでにメジャースケールについても軽く(?)予習をしたと思いますが
それを踏まえて今日は「度数」について知っていきましょう。
度数とは!ズバリ音の距離を数字で表したもの。
度数も本当に簡単なので構えずに肩の力を抜いてください。
では、今回も白鍵だけをつかったCメジャースケールのC(ド)の音
を基準にみていきましょう。
Cメジャースケール内1オクターブの中には見ての通り7つの音があります。
C D E F G A B の7つですね。
Cは基準になる音になるのでCに対するCの距離は1度。
DはCからの距離が2度。
同様にEは3度
Fは4度
Gは5度
Aは6度
Bは7度
つまり簡単に表に表すとこうです。
C | D | E | F | G | A | B |
1度 | 2度 | 3度 | 4度 | 5度 | 6度 | 7度 |
これは見たまんまですね。
これが基本になるのでさらに詳しい部分について知っていきましょう。
音にも個性がある。音をキャラクターとしてみよう。
このCメジャースケール内、7つの音には実はそれぞれのキャラクターがあります。
例えば、音の関係性として仲のいい音・仲の悪い音があります。
さらに細かく見ていくと明るいヤツ・暗いヤツ、浮遊感のある浮かれたヤツ、オシャレな奴。
本当に個性が沢山なんです。
そのキャラクターたちの関係性を音程と合わせて知っておきましょう。
親友は “完全” キレイな響きの1・4・5
音程には完全(パーフェクト)という音程(インターバル)があります。
実はこれ、基準になるCの音に対して親友と言っても過言ではない大事な関係性なんです。
その音というのが1・4・5にあたるC・F・Gです。
上の図のようにそれぞれを「完全1度」「完全4度」「完全5度」と言います。
また、
・「完全1度」・・・『PU』パーフェクトユニゾン
・「完全4度」・・・『P4th』パーフェクト・フォース
・「完全5度」・・・『P5th』パーフェクト・フィフス
とも呼びます。
今回は「完全◯度」という呼び方で統一します。
キレイな澄んだ響き、完全度数の響きを聴いてみよう
それではCメジャースケールを基準に完全度数1・4・5の響きをそれぞれ聴いてみましょう。
基準になるCと一緒に鳴らした時に和音としてどう響くかを注目して聴いてみてください。
・完全1度(C→C→C C)
・完全4度(C→F→C F)
・完全5度(C→G→C G)
さて、いかがでしょうか?
キレイな響きに聴こえましたか?
おそらく、まだキレイな音・濁っている音の区別というのが難しいと思います。
ためしに1度の音と2度の音の響きを聴いてみましょう。
少し気持ちの悪い響きがするので完全度数と聴き比べると分かりやすいと思います。
・アボイドノート(C→D→C D)
半音違いの音はさらに気持ちの悪い音になりますよ。
・アボイドノート(C→C#→C C#)
音楽業界ではこの気持ち悪い音の響きを 音があたっている と言います。
音の響きや音感というのはたくさん音を聴いて訓練をしていくうちに
自然と身に付いていきますから、大丈夫ですよ。
おわりに。
さて、音程 Part2は「度数」、そして「完全度数」について勉強しました。
ココは音楽理論の基本であり、実際に楽曲制作で頻繁に使用する大事な部分でもあります。
曲を作りながら
「ココはキレイに響かせたい!」「力強いメロディーにしたい」
という時にもこの度数の関係を意識する事で、スピーディーに音を組み立てていく事ができます。
次回は「音程 Part3」ということで度数をさらに詳しく知っていきましょう。
キーワードは「長と短、メジャーとマイナー」です。
ゆっくり時間をかけて覚えていきましょう!!
Yushi
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