音楽を空間でとらえる / 空白の美学

 

待望の「三人展」

 

先日、数年前からずっと生で観たかった池田学さんの作品を観に行く事ができました。

 

池田学さんの他にも陶芸家の葉山有樹さんとメディアアーティストの八谷和彦さん

を合わせたお三方の作品が展示されています。

 

 

まず、お三方のご紹介を撮影可能だった作品の写真と共に。

 

池田学

 

1973年佐賀県多久市生まれ。

 

1998年東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業。

卒業制作にて紙に丸ペンで描く独自の細密技法を確立した。2000年同大学院修士課程を修了。

 

2011年より文化庁芸術家在外研修員としてカナダに滞在。

2013年よりアメリカで3年にわたり滞在制作を行い、大作《誕生》を完成させた。

圧倒的な緻密さと共に、ユニークな感性と想像力溢れる作風によって高い評価を得ている。

 

(佐賀新聞Live 作家紹介より引用)

http://tokushu.saga-s.co.jp/sanninten/creator/ikeda_manabu/

作品名:「誕生」
2016年に発表された最新作。2011年の東日本大震災を契機に着手された作品として、国内外多くの人の注目を集めている。アメリカ・マディソンにあるチェゼン美術館という舞台で、過去最長の3年間をかけて描き上げた3×4mにも及ぶ超大作には、これまでの制作行為に対する自問自答の苦心、ライフステージで日々湧き起こる感情や発見の数々が、余すとこなく刻み込まれている。

 

とにかく繊細!先端1ミリ以下のペンで書き上げる超大作

 

池田学さんの作品の特徴とも言える先端一ミリ以下の細いペン。

これで描き埋められる3×4mの作品には圧巻の迫力がありました。

 

見れば見るほど細かく吸い込まれるような世界観。

東日本大震災を契機に描かれたこの作品には至る所に

その残酷な爪痕と復興への力強さが描かれています。

 

この作品の持つ力が強すぎて展示スペースに入った瞬間に衝撃が走りました。

とても感動しました。

 

 

葉山有樹

 

1961年 佐賀県有田町生まれ。

 

1975年、当地の窯元に入社。

1985年、佐賀県山内町にて「葉山有樹窯」開窯。

 

東西の古代文明までわけいる徹底したテーマの探求と肥前陶磁の伝統に裏打ちされた超人的な技巧が凝縮された個々の作品が注目されてきたが、近年では、空間と時間を演出するインスタレーションに取り組み、童話や小説も手掛けるなど、陶芸家の枠を超えた特異なアーティストとして、海外でも高く評価されている。

 

(佐賀新聞Live 作家紹介より引用)

http://tokushu.saga-s.co.jp/sanninten/creator/hayama_yuki/

 

空間を意識した作品・演出

 

上の写真3枚全てに言えるのがこの空間の美しさです。

これには感動のあまりずっと心がはしゃいでおりました。

 

展示されていた葉山さんの他の作品全てに共通するのがこの空間を意識した演出だったんです。

 

1枚目の写真、浮いたように吊り下げられた真ん中にある作品も、

空間を演出する真っ白な床も全て陶器です。

 

すごく魅力的な空間、そして作品です。

これもまたグッと引き込まれて感動してばかりでした。

 

 

八谷和彦

 

1966年、佐賀県佐賀市生まれ。

 

九州芸術工科大学卒業、その後(株)ペットワークスを設立。

電子メールソフト「ポストペット」開発者であり、「風の谷のナウシカ」に登場する架空の飛行具「メーヴェ」の実機を作るプロジェクト「オープンスカイ・プロジェクト」では、自身がテストパイロットもつとめる。

現在 東京藝術大学 美術学部准教授。

(佐賀新聞Live 作家紹介より引用)

http://tokushu.saga-s.co.jp/sanninten/creator/hachiya_kazuhiko/

 

 

ロマンを現実にした夢の飛行具「メーヴェ」15年の軌跡

 

みなさんご存知「風の谷のナウシカ」

この作品に出てくる飛行具「メーヴェ」

 

アニメを観ながら何人もの人が「メーヴェに乗りたい!」と夢を見る中

15年という年月をかけて夢を実現させた人間はこの人の他にいないのではないでしょうか・

 

そう、この展示されているメーヴェ。

実際に飛ぶんです。

 

展示室には企画から実験、そして完成までの15年の軌跡を映像で見る事ができました。

これもまた圧巻。

空を飛んでいる映像はとても気持ち良さそうで

まさに本作で語られる「風使い」その人。

 

オープンスカイプロジェクトと名付けられたこの企画、制作費1億円だそうです。

(す、すごい…。)

 

また、ピンクのくまさんでお馴染みの「ポストペット」開発者でもある八谷さん。

メディアアーティストだけでなく東京藝術大学 美術学部准教授としてもご活躍なさっています。

 

 

 

音楽との共通点「空白の美学」

 

 

「音楽は引き算」「音楽はパズルのピースをはめていく作業と似ている」

 

音楽業界ではよく言われる言葉ですね。

 

これは主にファンクやダンスミュージック・クラブミュージックなど

リズムの心地よさが重視される音楽によく使われる言葉なのですが

その理由の一つとして「休符」の存在と「休符を演奏する」という考え方があるからです。

 

休符を演奏する

 

「休符」とは「空白」を表し、

音を鳴らさないという指示を出しているにも関わらず、実はココには音が生まれています

 

「休符」とはリズムにおいて大事な要素であり、

人間が「心地いい」「美しい」と身体で感じる重要な役割を果たているんです。

 

そんな空白が美しい「休符を演奏している」音楽を

僕の大好きな曲の中からご紹介。

 

「休符」による「空白」の美学

 

CICADA – ふれてほしい



注目すべきは”ベース”
実は『休符』を意識する中で1番重要になってくる楽器はドラムと思いがちですが、同じくらい”ベース”という楽器が重要です。 この曲もベースのリズムに注目すると非常にタイトで『休符』を演奏する為にゴーストノートと呼ばれる音程にならない細かな「プッ」「トッ」のようなアタック音が『空白』の美しさを演出しています。

 

 

Jamiroquai – Virtual Insanity

タイトなベースとワウが聴いたギター
言わずと知れたジャミロクワイの代表曲。この曲はキャッチーなメロディーとタイトなドラム・ベースはもちろんの事、サビと2番以降に入ってくるワウが効いたギターがさりげなくファンクなリズムを生み出しています。 全体のグルーヴが最高な一曲。

 

 

まだまだご紹介したい曲は尽きませんが

この二つを分かりやすい例に挙げて、今後いろいろな機会にご紹介できればと思います。

 

 

また別記事にて「ベース」という楽器について書いていますのでそちらも是非

 

【DTM】初心者必見!ベースの種類と音の違いについて【アレンジテクニック】

 

 

 

終わりに

 

 

さて

今回は美術館へ行って自分が感じた事をテーマに「空白の美学」と題して

音楽との共通点と魅力について触れていただけたかなと思います。

 

芸術というものに触れて感じることは人それぞれ様々だと思いますが

日常生活にしても日々感じる事に対して

 

「どのような方向から物事を捉えて、どのように自分の中に取り込んで昇華していくか」

 

ということが重要なのではないかと僕は考えています。

自分も今回感じた刺激をどう自分の中で変化させられるか楽しみです。

 

 

今後も「つぶやき」というカテゴリーで何気ないつぶやきを記事にしていくので

ぜひご覧いただければと思います。

 

それでは。

 

 

 

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